安倍晋三の学生時代情報のネット事情
まず書くことがない原因は、大量の「安倍晋三の汚点晒し隊」の記事である。
このサイトでは、う◯こ漏らした話だろうが、女のスカートをめくった話だろうが、万引きした話だろうが、どうせ昔の話であるのだし、事実を書いていきたい。もちろん、可愛かったんやでというニュアンスでだ。
調べてみると、学生時代の話が大量に出てきた。何百ページ分だ。
大量なのはいいのだが、どうも様子がおかしい。サイコパスだったとか、人の心をもっていなかったとか、印象を下げようとしている記事がほとんどなのだ。結局、本当なのか嘘かわからずに、まともに書けないのだ。
アルファロメオを乗り回していたとか、豪遊していた、親のコネで就職したとか本当っぽいのもあった。金持ち実家だし、そういうこともあろう。しかしそれが批判的に書かれているから、はなしもってんじゃねえかと思えてならない。「金持ちで、嫌なヤツ」なんて印象をもたせたいのかなと勘ぐってしまう
あきらかに嘘だと分かるもので例を挙げると、大学時代の記述だ。
当時の安倍晋三を知る、大学教授の弁がでてきた。大学教授は言った。「特に記憶に残らない学生。論文も覚えていないくらい凡庸」同時に、安倍晋三のことを猛烈に批判している記事だった。
もう2兆%ウソと分かる。あなたが仮に、総理の孫と一緒に過ごした数年間があったとして、印象が薄いなんてことあるだろうか? どんな地味で平凡でも、それはそれで特異である。総理の孫なのに、普通だなって。岸本総理の孫をさして、「記憶に残らない学生」とかありえない。
芸能人のDAIGOが、竹下登の孫であり、同じ立場だ。「消費税を導入して袋叩きにあった」話など非常に目立っていて、皆覚えているという。つまり大学教授の脳みそは、小学生以下なのか。いや、政治をかじっている大人の方が、余計に忘れないだろう。
そもそも遠い昔、数十年前の教え子の当時の状況をあげて、嫌味を言えてしまうのが正気ではない。今の学生に「平凡なやつは、記憶にも残らんわ」と皮肉ってるのと同じだ。
というかんじで、あからさまに嘘だろと思う記事もある。このように、わかりやすい記事ばかりであるならどんなに良かったか。
たとえば「学生時代から変わらず、我が強いところがある」と書かれていたとする。
そこに具体的エピソードがあったなら、本当っぽい。
しかしその後に続くのは必ず、「だからあいつはだめ!」「反省してない!」「成長してない!」印象下げたい欲求が出すぎている。
どれがウソでどれが本当かわからないレベルに安倍晋三ネット界隈は氾濫している。
安倍晋三を上げたいわけでも、下げたいわけでもない、学生時代こんな人やったんやでを伝えたい僕としては、残念でならない。
今まで安倍首相のことを、ここまで掘り下げたことがなかったので、安倍晋三ネット巡りは「カオスやな・・・」と新鮮な気持ちを味わった。情報がでてこない有名人はたくさんいるが、情報過多で逆にわからないのは珍しい。
印象を下げるはずの工作が、安倍晋三の本当の黒歴史を隠蔽してしまっているのだから、しょうもない気持ちになった。狼少年うんぬんである。